認知症の悩み

犬も高齢になると、認知症などの症状がでてくることもあります。ネコの場合はさほどひどいものではないですが、犬の場合は認知症になると管理に何かと大変なことが多くなります。
犬の認知症とは、どのようなものでしょうか。

  • 夜鳴き
    老犬になると、昼夜関係なく眠ることが多いので、昼夜の区別がはっきりしなくなります。真夜中に突然大きな声で鳴き出し、毎日夜鳴きを繰り返すということもあります。飼い主が我慢するだけの問題ではなく、近隣トラブルにもなりかねないので、早めに動物病院で対処方法を相談しましょう。精神安定剤や睡眠薬を使って夜鳴きの対処をおこないますが、老犬にとっては薬の量にも注意しなければいけません。まだお散歩などができるのであれば、昼間に歩かせたりすることで、お昼寝の時間を減らしてみましょう。疲れることで夜にぐっすり眠ってくれます。ですが弱っている状態であれば無理は禁物なので、早めに相談を。
  • 徘徊
    夜鳴きとほとんど同時におこるのが徘徊です。歩いているだけなら問題はありませんが、高齢になると反応が鈍っているので、あちこちに顔や体をぶつけてケガをする恐れもあるので注意しなければいけません。夜鳴きがなく、ただ徘徊している場合は、丸いサークルを作り、サークル内にスポンジなどをつなぎ合わせ、ぶつかってもケガをしないようにしてあげましょう。また、俳諧しながら尿や便をすることもあるので、シーツを敷き詰めるなどしてあげるといいでしょう。しかしあまりにも長時間の徘徊や、夜鳴きがひどくなるようであれば、ワンちゃんの体にも負担が大きくなります。その場合は、すぐに獣医に相談することが必要です。
  • 反応がなくなる
    人間と同じように、認知症が進むと、飼い主のことを忘れてしまうこともあります。これが飼い主にとってはとても残酷で、辛いことかもしれません。話しかけても撫でても反応がなく、ボーっと無気力になっていく傾向にあります。 ですが反応がないからといって、何もせず放置するのは最悪なことです。日によっては症状が軽くなることもあるので、体調の良い日などは、元気だったころと同じように遊んであげるようにしましょう。抱っこして公園につれていってあげたり、無理のない程度でコミュニケーションをとってあげましょう。認知症は長生きしてくれた証拠です。最後まで愛情を忘れずに、ワンちゃんに接することが大切です。

最後はあなたの腕の中で

足腰が弱り、最終的には寝たきりになってしまうことは、仕方のないことです。
いずれは自分でご飯を食べることも、おしっこや便をすることも難しくなってしまうこともあるでしょう。
めんどうを見きれない飼い主のために、犬の老後をみてくれる施設もありますが、できる限り最後までしっかりお世話をするべきです。老犬になったときこそが、飼い主の愛情が一番感じられるときです。
犬を飼うときは、最後の時を考えて飼わなければなりません。 「将来どうなるかわからない。」 そんなことは誰だって同じです。
ですが、どんなことがあっても、自分の命をかけて愛犬を守るという強い意志がない人は、犬を飼う資格はありません。
あなたが最後にしてあげられることは、愛犬を自分の腕の中で笑顔で天国に送ってあげること、決して見たくないといって、一人ぼっちで最後を迎えさせないことです。
精一杯看護をしてあげることで、愛犬を失ったときの悲しみは和らぎます。
愛犬に愛情をもってお世話することは、あなた自身のためでもあるのです。「何もしてあげられなかった。」と後悔のないよう一日一日を大切にし、愛情をいっぱい注いであげてください。

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